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意外とハードルが低い!?AIの活用事例を大公開

専門知識不要で活用できるAIが益々増加している昨今。どんな企業でもAIを活用しコスト削減や売上拡大を行っていくことが今後必須になっていくだろう。

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昨今自動運転車等で話題のAIであるが、自社への利用に関してはハードルが高いと感じている方も多いのではないだろうか。今回は、そんなイメージを払拭するために専門知識不要の誰でも簡単に利用できるAIの事例を紹介する。チャットボットやAIコンサルを活用し、コスト削減、売り上げ拡大を実現してみよう。

AI活用事例

人工知能でこんなことが簡単にできる導入事例1 チャットボット

身近なAIで例を挙げるとすると、真っ先に挙げられるのがチャットボットだろう。チャットボットとは簡単にいうと、人間の代わりにコミュニケーションを自動で行うプログラムだ。日常生活でもかなりチャットボットと馴染みがあるはずだ。iPhoneに導入されたSiriやAmazon、Googleが最近発売したAIスピーカーもチャットボットの技術が使われている。LINEでいつでも話せる「女子高生りんな」なども話題になった。利用方法は簡単でホームページやLINEなどにも実装できることから個人が活用しているケースも多い。このチャットボットを自社サービスに導入すると、24時間365日すぐにお客様からの質問に対する問い合わせ対応が可能になり、人件費の削減や、顧客満足度の向上が期待できる。

また、会社外部への対応だけでなく社内のコミュニケーションツールとしても活用できるのが魅力だ。例えば、社内に蓄積された知識をチャットボックスにあらかじめ学習させておくと、「〇〇社に使った営業資料はどこですか?」とか「退勤システムの使い方を教えてください」とチャットするだけで、回答が自動で送られてくる。答えられないことに関しては、知識を補完していけば良いので、先輩社員は何度も同じ質問に答える必要はなく、より生産性が上がる。
実際、チャットボットはスタートアップから中小企業、大企業に至るまで多くの企業が導入しているが、その理由はハードルの低さと価格だろう。
チャットボックスはプログラミングの知識0でも使いこなすことができる上に、月額1ロボット5000円から導入可能なサービスも存在する。

人工知能でこんなことが簡単にできる導入事例2 AI人事

今までありそうでなかったAI採用も本格始動している。株式会社SHaiNの手がけるサービスでは従来に比べてより科学的に、かつ簡単に採用を行うことができる。SHaiNのサービスでは、大量に送られてくるエントリーシートの自動選考だけでなく、24時間365日どこでもスマートフォンアプリかPepperを通じて一次面接も行うことができるのだ。

これにより採用者側は、大量のエントリーシートに目を通す手間が省け、採用力の強い企業の面接とバッティングし、優秀な人材を取り逃がす心配もなくなった。また、求職者側は面接官との相性や圧迫面接の心配がなく、いつでもどこでも24時間面接を受けられるので、地理的・時間的な制限もなくなった。AIは膨大なデータに基づいて求職者の適正を正確に見抜くことができるので、ミスマッチをなくすことができ、長期的にみても採用コスト削減につながる。本気で採用力を上げたいなら導入を検討する価値はあるだろう。利用方法についてだが、SHaiNにアウトソーシングするだけなのでプログラミングなどの知識が不要で非常に簡単だ。一件の面接につき10,000円という費用も良心的だろう。

人工知能でこんなことができる簡単にできる導入事例3 おもてなしAI

ラーメン店「鶏ポタTHANK」は、AIと対話型ロボット「Sota」を活用したクラウド型の顧客おもてなしサービスを導入した。来店客は事前にスマートフォンアプリを使って自撮りを行う。そして店頭で食券を購入する際にSotaに顔を見せることで、Sotaが顔認証を行い、来店数の過去のデータをデータベースから自動で読み取る。そして来店回数が多い常連客にはトッピングの無料サービスといった特典を付与するといったサービスである。

これにより、来店客は常連ならではの特別感、お得感を感じることができさらにリピート率も高まる仕組みだ。さらに、店舗側は顧客の年齢層、性別層、来店頻度、来店回数など様々なデータを蓄積できるので、マーケティング戦略の指針が自動的に手に入る。このサービスは、ヘッドウォータースが提供するSynAppsとMicrosoft AzureのAI機能Cognitive Servicesを統合させたサービスであり、初期費用不要で月3万円から利用できる。

人工知能でこんなことができる簡単にできる導入事例4 AI事務員

AIによって面倒な事務作業が確実になくなるだろう。Tegakiは手書きの文字でAIの力でデータ化を行うサービスだ。手書きの文字の認識率99.22%と圧倒的な精度を誇っている。このサービスは画期的だ。

たとえば、よく飲食店でお客様アンケートを見かけるが、従来はアンケート回収後そのデータをエクセルなどに打ちこんでデータ化していた。一方Tegakiの利用方法は非常に簡単で、アンケート用紙の写真を撮るだけで一瞬のうちにデータ化することができる。退屈なデータ入力業務をなくし、より重要なことにリソースを割けることができるようになるのだ。利用方法が写真を撮るだけなので、誰でも使いこなせるだろう。

また、Clarke.aiという会議の議事録を自動で生成してくれるサービスも生まれてきた。現在は英語にしか対応できていないが、利用方法は簡単で、会議が始まる際に専用の電話番号に電話するだけで自動で議事録を生成してくれる。

議事録以外にも、活用場所は多いはずだ。例えば、従来は記者がインタビューを行う際、音声を録音しその録音データを文字起こしして記事にするという手間があったが、Clarke.aiを使えば、インタビューをしながら自動で文字起こし可能になる。これは目の離せないサービスだ。

人工知能でこんなことができる簡単にできる導入事例5 コンサルAI

ある経営コンサルタントもクライアントのデータを分析する際に使っているというナレコムAI。これを使えば専門知識がなくても誰でもデータサイエンティストになれるだろう。イメージが湧くようにナレコムAIの導入事例を2つ紹介する。

1つ目は飲食事業の場合だ。従来は経験に基づいて仕入れやスタッフの配置を考えていた。だが、ナレコムAIを使うと過去の販売・売上データを分析し、販売予測モデルを簡単に作れるようになる。これにより、在庫切れや期限切れのコスト削減が可能だ。また、繁閑を予測することも可能で、人材配置を適正化するのにも役立つ。さらに、発注量決定の自動化によりスタッフは顧客満足度を高める業務に集中できるようになり、リピート率も上昇する。

2つ目が保険販売会社の場合だ。従来は過去のデータを見て仮説を立てて営業をかけていたが、やはり人間には限界がある。そのときにナレコムを使うと、膨大な過去の顧客データを自動で分析し、より高精度の成約可否の予測モデルを簡単に作成できるようになる。これにより成約率が劇的に上がり、売上拡大とコスト削減が両立できるようになる。これらのサービスを最低1万5000円から利用できる。誰でも利用しやすいように設計されており専門家も不要だ。様々な業種で活用できるだろう。

さらに、会計データを分析し、売上、営業利益、営業利益率を自動で可視化し、前期との比較や、競合との比較が可能になるSHARES AIも経営コンサルタント、データサイエンティストと同様の役割を担ってくれる。5,000社を超える財務データ及び12万社の業界平均に基づき、会計データから人工知能による分析を行ってくれるだけでなく、助成金などを使った資金調達のアドバイスまでしてくれる驚きのサービスだ。会計データを入力するだけで利用できるので、経営者の右腕として活躍してくれることだろう。

まとめ

メジャーなチャットボックスに加えて、専門的な知識がなくても気楽に活用できるAIが続々と生まれている。競争が激化し続ける市場で優位性を発揮しつづけるためには、AIを用いて科学的な経営を行なっていく必要があるだろう。


<参考>

  1. GoQSmile
    https://goqsmile.com/#area-demo
  2. チャットボット企業導入事例まとめ!企業でチャットボットはどう活用されている?(Ledge.ai)
    https://ledge.ai/chatbot_example/
  3. AIが採用面接を代行、支援サービス「SHaiN」開始へ(日経XTECH)
    http://tech.nikkeibp.co.jp/it/atcl/news/17/062801794/
  4. 採用活動で活躍し始めた「AI面接官」(日経ビジネス)
    http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/226265/060700137/
  5. 就活解禁 新卒採用に“AI面接官”登場 住友生命・損保ジャパンが効率化 (2/2ページ)
    https://www.sankeibiz.jp/econome/news/180302/ecd1803020615002-n2.htm
  6. SHaiN
    https://www.taleasse.co.jp/shain/
  7. 高学歴は要注意だが:就活「AI面接」で勝てる学生とは 無名大学は逆襲のチャンス (3/3)(ITmedia ビジネス)
    http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1802/23/news040_3.html
  8. IoT型のコグニティブな新体験コグニメン for 鶏ポタ 人気ラーメン店とコラボした全てのお客さまを覚える顔パスアプリ(Headwaters)
    https://www.headwaters.co.jp/service/ai/cognitive_men/index.html
  9. ナレコムAI
    https://narekomu-ai.com/price/
  10. SHARES AI
    https://www.shares.ai/page/ai
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